漫画のセリフで英語を学ぼう!

漫画のセリフで英語を学んでいきたいと思います。主に黒執事のセリフで進めていきたいと思っています。

スネーク!蛇で止められないか?

こんにちは!チリ助です!

 

今回は動く死体に襲われたスネークとリジーとシエルがピンチを切り抜けようと画策しているときの一言からお送りしたいと思います。

 

スネーク!

蛇で止められないか?

 

英語で言うとこうなります。

 

Snake!

Can’t you stop them with your serpents?

 

スネーク(キャラ名)と蛇(動物)が一気に出てきてややこしいですね。

なので、ここでは

スネーク(Snake)と蛇(serpent)でわけています。

 

SnakeとSerpentの違い

結論から言うと

 

違いはありません

Snake = Serpent

 

では、どのように使い分けるのかというと

 

古い言い方 ⇒ Serpent

新しい言い方 ⇒ Snake

 

現在ではserpentを日常的に使うことはまずありません。

中世等の時代設定の本や大昔から発行されている本等では目にする機会がある程度の古めかしい表現です。

 

どのぐらい、古くから使われているかというと

聖書でアダムとイブをそそのかした蛇の英語表記はserpentと表記されているレベルで古いです。

元々17世紀ごろまではserpentという言葉しか蛇を表す言葉がなかったのですが、そのころぐらいからSnakeという言葉も使われだしました。そして、現代ではserpentに変わりsnakeが普通の表現となりました。丁度、坊ちゃんの時代はsnakeとserpentが混在して使われている時代なので、この英語表現で妥当であると思われます。

 

たまにserpentは大蛇を表す言葉である(うわばみ=serpent)と勘違いしている方もいますが、これは全くの間違いです。サイズは関係がありません。

 

それでは、今回の英語で黒執事はこの辺で!

See you next time!

 

 

要領よくヤんないとね

こんにちは!チリ助です!

 

今回は豪華客船編にて初登場となったロナルド・ノックスがシエルとセバスチャンと初めて会った時の台詞からお送りしたいと思います。

 

要領よくヤんないとね

 

英語で言うとこうなります。

 

You gotta be efficient, see

 

ロナルドの特徴的なフランクな口調を出すためにあえてノーブルな表現を控えさせていただきました。

 

Gottaやwanna のような省略表現はかなりフランクな使い方です。

特に黒執事の舞台の時代でこのような省略表現を使うことはフランクの幅を超えて、かなり失礼な表現となります。

(現代でも職場で上司等には使うべきではない表現です)

よく耳にする言葉だけにあまりよくない表現であるということが意外に思いますね。

強い言い方をすると、現代でも教養のない人が使う言葉であるという位置づけであるので、紳士淑女を目指す黒執事ファンの方々は使用を控えていきたい言葉の一つです。

 

語尾のseeは日本語の「ね?」に値する言葉です。

これは失礼な表現ではないですが、上品な使い方でもないです。

この言葉もビジネスや格式ばったところで使われることはありませんが、友達同士の会話では貴族様でも使われる表現なので、TPOを考えて使用すると紳士淑女も使うことのできる英語表現です。

 

ちなみに今回の台詞を上流貴族英語で表現しようと思うとこうなります。

 

“One must be efficient.”

 

シンプルで覚えやすく、かつ上品さも伝わるのでこの言葉を日常生活で使っていきましょう!

 

それでは、今回の英語で黒執事はこの辺で!

See you next time!

 

 

私流のアレンジで失礼するよ

こんにちは!チリ助です!

 

今回は暁学会の代表的ポーズ“不死鳥”をドルイット子爵風に華麗に変更させた時の一言からお送りしたいと思います。

 

私流のアレンジで失礼するよ

 

英語版黒執事ではこう表現されています。

 

Sorry, I arranged to pose in my own style

 

これは

表現が長すぎる+arrangeという表現がいささか不自然であると思われます。

日本語のセリフに「アレンジ」という言葉があったのであえて入れたのだと思われますが、違和感のある台詞です。

 

このセリフを英語で表現するにはこちらの方が的確であると思われます。

 

I pose in my own style

 

余計な物を省くことで、シンプルに表現することが出来ます。

これなら、覚えやすいですね

日常生活で自分スタイルを出していきたい時に使っていってほしい一言です。

 

〇英語Arrangeと日本語アレンジの違い

Arrangeとは何かをセットする(フラワーアレンジメント)という意味の他に、日本語の「アレンジ」のように「変更する」という意味合いで使われますが、日本語よりも更に厳格な条件があります。

英語では突然決まったことではなく、予約していたことや手続した後を変更し、尚且つ承認された時にのみ使うことが出来ます。

今回、ポーズの決まっているフェニックスをドルイット流に変える際にドルイット子爵は暁会の承認をあらかじめもらっていなかったと思われます。

(そういう描写が無かった&子爵の性格からして暁会上層部にポーズ変更とか伝えてなさそうだなって思いました(笑))

なので、今回の文章でarrangeが使われるのはおかしな表現でした。

 

それでは、今回の英語で黒執事はこの辺で!

See you next time!

 

 

何を恥じる必要がある?

こんにちは!チリ助です!

 

今回は前回投稿させていただいたセリフ

「他人なんだから違って当然だろう」

http://chirisuke-com.hatenablog.com/entry/2018/04/01/132225

の続きのセリフから英語にさせていただきたいと思います。

 

何を恥じる必要がある?

 

英語で言うとこうなります。

 

What do you need to be ashamed for?

 

「恥ずかしい」という単語は沢山ありますよね

今回は違いを説明したいと思います。

 

・embarrassed:人前で恥をかいた時の恥ずかしさ

・ashamed:自分の罪の意識などを感じる恥ずかしさ。

・shy:恥ずかしがり屋/照れ屋といったような性格的な恥ずかしさ

 

今回はスネークが自身の姿が違うことでジロジロみられる=自分の罪であると認識して謝罪したことに対しての坊ちゃんのセリフであったのでashamedが使われました。

 

それでは、今回の英語で黒執事はこの辺で!

See you next time!

 

 

他人なんだから違って当然だろう

こんにちは!チリ助です!

カンパニア号にて心無い貴婦人たちの陰口にへこむスネークに対して言った坊ちゃんの素敵な一言からお送りしたいと思います。

 

他人なんだから違って当然だろう

 

英語で言うとこうなります。

 

You’re another person so of course you look different.

 

他人という表現は沢山ありますね

・another person

・different person

・different people

・other people

 

Another peopleとは英語では表現することはありません。

 

どのように使い分けるのか説明したいと思います。

まず、PersonとPeopleの違いはこのようになります

Person ⇒ 個人

People ⇒ 大勢

このように意味が変わってくるのですが

今回のスネークと坊ちゃんの会話のシチュエーションでは

PersonをPeopleに言い換えることも出来ますが

個人⇔大勢で変わってくるので、文の一人称が変わってきます。

〈another person ⇒ different peopleに変換〉

 

We’re different people so of course we look different.

 

人数的なこと以外はネイティブスピーカーの中では使い分けることはしません。

どれをどのように使うかは話者の選択によります。

 

ちなみに今回は「他人なんだから」というセリフであったので、

“you’re another person”

という表現がされていますが

 

英語では

「私たちは同じ人間じゃないんだから」

“we are not same person”

 

という表現

の方が自然な表現です。

 

それでは、今回の英語で黒執事はこの辺で!

See you next time!

 

 

女王の番犬の妻!

こんにちは!チリ助です!

 

今回もリジーの一言からお送りしたいと思います。

リジーが覚醒した後に宣言したこのセリフから

 

女王の番犬の妻!

 

英語版黒執事ではこう翻訳されています。

 

The wife of the queen’s watchdog!

 

Watchdog = 「番犬」という意味になります。

 

しかし

シエルの役割を考えるとこの“Watchdog”という言葉は不適切です。

なぜなら

Watchdog=番犬

(見張り犬。敵の侵入を知らせるだけの犬)

なので、外敵に攻撃を加えることは役目の範疇にありません。

シエルの番犬としての役目は見張ることもありますが探索や折檻もふくまれていますよね。

これを踏まえると

 

The wife of the queen’s guard dog!

 

Guard dog=番犬

(見張りだけでなく、追い払う/捕まえる/探索も行う犬)

が適当であると思われます。

 

それでは、今回の英語で黒執事はこの辺で!

See you next time!

 

 

近づくと伝染する恐れがありますのでお下がりください

こんにちは!チリ助です!

 

今回は以前投稿させていただいたセリフ

「ただの変態です」

彼はただの変態です! - 漫画のセリフで英語を学ぼう!

の続きのセリフから英語にさせていただきたいと思います。

 

近づくと伝染する恐れがありますのでお下がりください

 

英語で言うとこうなります。

 

I’m afraid it might be contagious,

So please step back and stay away from him.

 

「Step back」=お下がりください

駅のアナウンスで良く聞く単語ですね。

このstep backですが

stepという単語が使われているので距離的に「一歩おさがりください」程度の感覚に思えますが、意味としては

「安全な所までお下がりください」

というニュアンスで使われます。

なので、電車のホームの様に一歩下がるだけでもstep backですし

安全の為に100mぐらい下がってほしい時もStep backを使います。

 

また、方向関係なく安全な所まで退いてほしい時は

Step away

という単語が使われます。

 

今回、セバスチャンがリジーに言ったお下がりくださいはどの程度の距離を示していたのかすごく気になりますね(笑)

 

それでは、今回の英語で黒執事はこの辺で!

See you next time!