おねだりの仕方は教えたでしょう?
こんにちは!チリ助です!
今回は英語版黒執事と日本語版黒執事で翻訳が噛み合っていないシーンを発見したので紹介したいと思います。
第1巻でシエルがアズーロに誘拐された時に出た名言から
おねだりの仕方は教えたでしょう?
英語で言うとこうなります。
Shall we teach you the proper way to beg?
今回もセバスチャンらしい上品な言い方をしています。
Proper way ⇒ 「正しいやり方」という意味です。
なので日本語直接的に表現すると
「(坊ちゃん)お願いの正しいやり方を教えたでしょう?」
になります。
〇 英語版では坊ちゃんに言った言葉ではない!?
英語版黒執事では
Shall we teach him the proper way to beg?
Youではなくhimになっているんですね。
何故、himになっているのか?
この言葉だけでなく、その前後を読み解くと
実はこの言葉は
アズーロに向けた言葉
であるということが分かります。
なので
日本語での意味は
「(アズーロに)貴族の力(やり方)というものを見せてあげましょう」
※)直訳ではなく意味です
となります。
Proper way が 貴族のやり方(力)という意味を込めて皮肉っぽく使っています。
上品に皮肉を言うところがロンドンらしいですが
英語版ではシエルに向かって「命令だ!」を促す言い方ではなかったというのがちょっと歯がゆいですね。
このように、英語版黒執事と日本語版黒執事では決して対訳されているわけではないので、英語版黒執事を勉強する際はお気を付けください。
それでは、今回の英語で黒執事はこの辺で!
See you next time!